前回の記事では羽田空港からモノレールに乗るまでを説明しましたが、今回はモノレールからJR線に乗り継ぐ手順を説明します。
モノレール浜松町駅とJR浜松町駅の概要
始発の羽田空港第2ターミナル駅からモノレールに乗った場合、全ての列車がモノレール浜松町行きです。乗り間違えるとしたら、羽田空港第1ターミナル駅、あるいは羽田空港第3ターミナル駅から逆方向の羽田空港第2ターミナル行きに乗ってしまうことだけです。その点さえ気を付ければ、空港快速に乗ろうと区間快速に乗ろうと必ず浜松町にたどり着くことができます。
2022年現在モノレール浜松町駅は、5階建てのビルになっており、その5階にホームがあります。モノレール浜松町駅の改札は、中央口と南口という二か所あります。中央口はビルの3階、南口はビルの2階にあります。
一方JR浜松町駅の建物は3階建てで、モノレールのビルの東側にあります。JR浜松町のホームは2階にあり、1階の北口改札と3階の南口改札という二つの改札があります。
そして、モノレールのビルとJRの建物の間には2本の連絡通路があり接続されています。その連絡通路のうち、一本は中央口をでることなく、乗り換え改札を通過すればJRの改札内に入ることができます。ただ、切符での利用の場合は清算が必要になります。
旅行全般についていえる事ですが、JR・私鉄・モノレール・バス・タクシーなどほとんどの交通機関で、交通系電子マネーが使えるようになりました。交通系電子マネーのカード1枚あれば、切符を買う手間も、乗り換えの不便さもほとんど解決します。オートチャージ式の交通系電子マネーを1枚もっておけば、旅の間、1度も財布を出さずに旅行を終えられるということもできるようになったのです。できれば、旅行前に1枚用意しておくことをお勧めします。
清算がわかりずらい場合は、モノレール中央口を一旦出てから連絡通路でJR駅3階にも簡単に行けます。そこでJRの切符を買い、JR浜松町駅の南口改札から入ればよいだけです。
いずれにせよ、JR浜松町駅北口と、モノレール浜松町駅の南口を使う必要はありません。
モノレールからJR浜松町駅への乗り換え
モノレールが浜松町駅についたら、エスカレーターを下ります。ホームが5階ですので、このエスカレーターを降りた場所が4階です。
ホームからエスカレーターを二つ降りると改札です。
この写真の右奥に、乗り換え用の改札機があります。
交通系電子マネー利用の場合は、改札機にタッチして入場するだけです。切符の場合は、追加料金を払う必要があります。乗り換え専用改札には必ず何人か駅員がいます。わからなければ、駅員に聞くのが手っ取り早いかもしれません。駅員も慣れていますので、皆親切に教えてくれます。
乗り換え専用改札を進むと、上の写真のようなJR駅構内に出ます。ホームは1番から4番の4つしかありません。
写真では見ずらいので、下に記載します。
- 1 京浜東北線 東京・上野・大宮方面
- 2 山手線(内回り) 新橋・東京・上野・池袋方面
- 3 山手線(外回り) 品川・渋谷・新宿方面
- 4 京浜東北線 品川・横浜・大船方面
JR浜松町駅のホームは手前側から1.2.3.4の順に並んでいます。埼玉旅行で利用するのは、1番ホームか2番ホームです。ホームは手前側から1.2.3.4の順に並んでいます。ここは3階で、ホームは2階にありますので、下りればホームに到着です。埼玉旅行の拠点になるのは、池袋駅・大宮駅です。1番線の大宮行に乗れば大宮駅、2番線に乗れば池袋駅へ、とりあえずは両拠点に行くことができます。
「とりあえず」と付け加えたのは、それが最短ではないからです。まず、1番線の京浜東北線は、全ての列車が大宮まで行くわけではなく、手前の南浦和駅が終点の場合も多く注意が必要です。南浦和駅は埼玉県を東西に走る、武蔵野線の乗り換え駅です。武蔵野線を上手に使うことによって、埼玉旅行の幅は格段に広がります。
次に乗車時間ですが、各駅停車の京浜東北線で大宮に行った場合、約1時間かかります。快速を使ったり、他の電車を使ったりすれば、最大20分ほど時間短縮できます。
埼玉旅行という漠然とした行き先を考えた場合、ここから先無数に選択肢はありますが、今回は浜松町駅での乗り換えがテーマですのでここまでとさせていただきます。次回からは池袋を拠点とした埼玉旅行をテーマに話をすすめていきたいと思います。