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埼玉旅行アクセス情報その3:JR浜松町駅からJR池袋駅へ

JR浜松町駅から山手線に乗り埼玉旅行へ

山手線にのったら、あとは池袋駅で降りるだけ

前回の埼玉旅行アクセス情報その2では、浜松町駅のホームまでを案内しました。また、池袋は東京ではありますが、埼玉旅行の拠点ということも触れました。池袋駅から埼玉旅行へのアクセスは次回以降で説明する予定です。

 ということは、今回については、JR浜松町駅のホームからJR池袋駅のホームまでの移動を説明します。お気づきの方も多いと思いますが、JR浜松町駅の2番ホームより、内回りの山手線電車に乗り込めば、15駅35分ほどで自動的に池袋のホームに到達できるのです。

 埼玉旅行へのアクセスを羽田空港、モノレール、浜松町、山手線、池袋の順でおすすめしてきた理由は、一つには東京に慣れない人にもわかりやすいという面です。JR浜松町駅からJR池袋駅までの区間を山手線利用については、さらにもう一つ理由があります。



山手線は異常に本数が多い

 東京を走る電車はどれも本数は多いのですが、山手線は特に多い路線です。早朝こそ少ないものの、朝7時台から12時台の終電まで、常に1時間10本以上走っています。日中から夕方にかけては、1時間15から16本、つまり3、4分に1本のペースで走っているのです。

 これはどういうことかというと、池袋駅までの途中駅で、下車したとしても、また次の列車がすぐ来ます。つまり、途中下車して寄り道がしやすいということなのです。

 日本国内から飛行機を使って埼玉旅行という場合、羽田空港から池袋まで移動する日は、旅行の第一日目という場合がほとんどでしょう。旅行の第一日目は、移動日として真っすぐにホテルに直行するのも良いと思います。重いスーツケースをもってあちこち観光はしたくないものです。

 しかし、山手線であれば時間の余裕に合わせ、駅近くの探索がてら、ちょっとした小旅行できる場所が沢山あります。駅には必ずコインロッカーがありますから、荷物を持ち歩きたくなければ、ロッカーに入れてください。

 今回のアクセス情報は、あまりにもあっけなく紹介し終わってしまったため、途中駅の寄り道情報を簡単にお伝えしたいと思います。

JR浜松町~JR池袋間の寄り道情報

JR浜松町駅からJR池袋駅までを順を追って紹介します。

1.JR浜松町駅(スタート)

 浜松町駅から歩いて行ける範囲に2つの日本庭園があります。浜離宮と芝離宮と呼ばれています。浜離宮の方が広大で有名な庭園ですが、駅から少し遠く、園内も広いので所要時間もかかります。スタート地点ということもあり、駅から1分で行ける小規模かつ美しい庭園、芝離宮の方をここではお勧めします。

 実は浜松町駅から芝浦までの一帯は、大規模な開発プロジェクトが計画されています。全体が完成するのは2030年頃という、まだまだ先の話ですが、その中には駅から芝離宮まで一本の通路で繋ぐ計画も含まれています。この計画については、いつか別記事で紹介するかもしれません。

2.新橋駅

 新橋駅西口にSL広場というちょっとした空間があります。ニュースなどで、東京のサラリーマンに広場でインタビューをしている場面をご記憶にないでしょうか。そのような場面の多くはここでロケが行われています。それほど大きくない広場ですが、片隅に一体の蒸気機関車が置かれています。新橋駅は明治4年に、日本で初めて鉄道が開通した場所で、この小さな広場はそれを記念する場所なのです。この小さな広場が、新橋を代表する名所であるともいえるのです。

 この広場の横に、ニュー新橋ビルという巨大な風変りなビルがあります。残念ながら老朽化により解体するかもしれないというニュースもありました。もし、時間が許すなら、このビルの中を探検してみるのも面白い寄り道かもしれません。

3.有楽町駅

 駅から徒歩1分の場所に東京国際フォーラムというガラス張りの吹き抜けが特徴的な大きな建物があります。コンサートなどでもよくつかわれるので、ご存じのかたも多いでしょう。中には相田みつを美術館や飲食店などが入っており、ちょっとした寄り道には良い空間です。

 有楽町駅京橋口の目の前には、東京交通会館というビルがあります。ここには日本各地のアンテナショップが多数入っています。旅行で東京に来た方に、他地方のアンテナショップをおすすめするのも気がひけます。しかし、これはこれで、ここにしかない光景ですので、一見の価値はあると思い紹介しました。

4.東京駅

 東京駅は駅自体が広く、迷ってしまう可能性があるため、寄り道にはあまりお勧めしません。東京駅の東側は八重洲、西側は丸の内と呼ばれています。観光するなら丸の内側が面白いと思います。駅からまっすぐ西へ行けば皇居につきあたります。KITTE丸の内、丸ビルなどの商業施設も多くあります。ただ本格的に見て回るとなれば、埼玉旅行への寄り道の範疇を超えてしまいますので、当記事では割愛させていただきます。

5.神田駅

 神田駅の付近一帯は飲食店の集積地です。食べ歩きなどしてみるには最適の場所ですが、見て回るにはかなりの面積があります。もし、ここで下車するなら、あらかじめお目当ての店を探しておいて、そこに直行したほうが効率的です。

6.秋葉原駅

 アニメ関連の店はいたるところにありますが、どこがお勧めなのかは不勉強のためわかりません。駅直結でヨドバシカメラの大型店があります。一見ショッピングには最適なのですが、ここに立ち寄ると意外と時間を消費します。秋葉原駅もそれなりに広く、駅直結といっても山手線から数分かかります。そのうえ、ヨドバシカメラ各階の面積はかなり広く、買うものが決まっていないで見て回っていると思った以上に時間が経過していることがあります。

 もう一つ秋葉原の面白い場所として、海外からのインバウンド旅行者向けの土産物店を挙げておきます。秋葉原駅の近くでは、電気街南口を出て1~2分の所にAKKY本店という土産物店があります。日本をモチーフにしながらも、日本人の目から見ると一風変わったお土産が所狭しと並んでいます。

7.御徒町駅

 御徒町駅は北口をでましょう。東京有数の商店街アメヤ横丁、通称「アメ横」があります。北口を出て信号を渡ったら、もうそこはアメ横の一角です。ちょっと歩けば雰囲気はわかると思います。アメ横は上野駅付近まで続きますので、どこかで引き返すか、あるいはそのまま上野駅まで歩き、上野駅から山手線にのるという方法もあります。

 もう一か所は北口を出て西側に2分ほど歩くと多慶屋(たけや)というディスカウントストアがあります。ここに行くときは、大きな荷物は御徒町駅のコインロッカーに預けておいたほうが良いでしょう。多慶屋は細長いビルを何棟か繋げた、立体迷路のような場所です。一階に下りればどこからでも出られますので、そこはご安心下さい。

8.上野駅

 上野公園の上野公園口には、国立西洋美術館、国立科学科学博物館、その奥には上野動物園、東京都美術館、国立博物館といった、いずれも一級品の観光地がそろっています。この辺に興味を持ってしまうと、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。また上野駅からは銀座線に乗り換えができ、その先には東京一の観光地浅草があります。そうなってくると、埼玉旅行は続行不可能です。埼玉旅行を第一の目的地とするなら、上野での観光は、最大でも1か所程度にしてください。

9.鶯谷駅

 もしここで寄り道をするなら、行先は寛永寺です。鶯谷駅南口を出てから広がる敷地は寛永寺の一角ですが、本尊や天璋院篤姫の墓所などは、少し離れており10分ほど歩く必要があります。徳川将軍家の菩提寺の一つですので、十分に見応えはあります。

10.日暮里駅

 日暮里駅西口を出て、西へ5分程行くと谷中銀座という商店街があります。30分くらいあれば一通り見て回れます。東京の昔ながらの風情を残した、落ち着きのある商店街です。時間があれば寄り道には最適だと思います。

11.西日暮里駅 12.田端駅 13.駒込駅 14.巣鴨駅 15.大塚駅

 ここまで来ると池袋駅は近いですので、もう寄り道の必要はありません。途中下車せず池袋駅に行きましょう。あえて挙げるとするなら、駒込駅から徒歩7分ほどの六義園(りくぎえん)と巣鴨駅から徒歩5分ほどのとげぬき地蔵くらいでしょうか。

16.池袋駅到着

 ここでようやく埼玉旅行の拠点となる池袋に到着です。上で秋葉原の電気店などもちらっと紹介しましたが、池袋には秋葉原にそん色ないほど電気店はそろっています。

 ショッピングに関しては、途中全くしなくても、池袋だけで事足りるといっても良いと思います。この記事の寄り道先は、あくまでも第一日目に時間が余った時のためという前提です。特に興味なければ、すべて素通りして、あとは池袋で過ごせばよいのです。また埼玉旅行としては、池袋ですら、単なる通過点とも言えます。そのまま池袋で乗り換え、埼玉旅行に直行するという方もたくさんいらっしゃるでしょう。ただ東京旅行を僅かばかり混ぜることによって、「埼玉旅行」と「東京旅行」という、二つの旅行のコントラストが浮き上がり、埼玉旅行の魅力を際立たせるプロローグになるような気もします。