埼玉県外などから埼玉県への旅行要素の一つとしてムーミンバレーパークを考えている人の多くは宿泊も考えていると思います。しかし、ムーミンバレーパーク内、あるいはムーミンバレーパークに隣接する北欧テーマパーク「メッツァビレッジ」内にはホテルはありません。ムーミンバレーパークはメッツァビレッジは宮沢湖の湖畔にあり、ムーミンバレーパークがオープン以前より、宮沢湖は県内有数の景勝地ではありました。しかし、全国的な知名度は無いに等しく、訪問者のほとんどは県内からの旅行客のみでした。それでも飯能は、ハイキングなどのアウトドア、ゴルフ、秩父旅行の起点として便利な場所にあるため、幸いにも飯能市内にはいくつかの優れた宿泊施設が存在しています。ただ、宮沢湖に隣接しているホテルはなく、ホテルからバス、タクシーなどの交通機関を利用するか、多少の距離を歩かなければなりません。
埼玉県へ来て、ムーミンバレーパークのみを訪問するのであれば、飯能市内のホテルに宿泊するのが最良といえますが、埼玉旅行の一つのスポットとしてムーミンバレーパークを訪れ、その後別の旅行スポットを訪問するのであれば、必ずしも飯能市内のホテルを利用する必要はありません。埼玉県は比較的交通の便が良く、例えば埼玉県で最もホテルが集中する埼玉県さいたま市の大宮地区や、川越、秩父といった埼玉旅行の中心地、あるいは東京との池袋などで宿泊しても、全く問題なくムーミンバレーパークへ移動することは可能です。
ムーミンバレーパークのオフィシャルホテル群
ムーミンバレーパークとオフィシャルホテルの契約をしているホテル・宿泊施設は2023年現在で17か所あります。その内訳は、プリンスホテル系が3軒、ホテルマロウドインが4軒、レンブラントホテル系が5軒、埼玉県内で温泉、コテージ、グランピングなどの宿泊施設を展開する温泉道場グループが3軒、秩父有数の大型宿泊施設「農園ホテル」が1軒、財団法人が経営する宿泊施設「休暇村」が1軒です。
旅行の拠点として、必ずしもオフィシャルホテルを選ぶ必要は全くなく、むしろホテルとムーミンバレーパークへのアクセス、利用空港や駅とホテルのアクセス、ホテルの設備、コストパフォーマンスなどを総合的に考慮して選ぶべきです。ただオフィシャルホテルには、ムーミンスペシャルルームを選ぶことができ、インテリアやアメニティーなどオフィシャルホテルにしかない特典があるため、ムーミンファンであればもちろん加点のポイントになります。
次節では、オフィシャルホテル以外も含め、ムーミンバレーパークへ初めて行く人を想定し、総合的に選んだおすすめのホテルを紹介します。
初めてムーミンバレーパークへ行く人と限定したところで、埼玉県までの移動手段も違えば、人数、埼玉旅行のルート、趣味嗜好まで人それぞれですので、あくまでも参考程度ととらえてください。ただ旅行の主目的がムーミンバレーパーク、埼玉県の土地勘が少ないという2つの条件を加味すると、まず飯能市内でムーミンバレーパークと近いということが優先されます。
土地勘が無い人でも安心な、ムーミンバレーパークのわかりやすい行き方
次点として池袋のホテルになります。今回選んだ5つの宿泊施設のうち、3件は飯能市内ですが、残り2件は池袋です。上記リンクの記事でも説明したとおり、飯能へのルートとして池袋からのルートが最もわかりやすく、アクセスしやすいのと、池袋は他の埼玉県の地域との連携も良く、埼玉旅行全体を考えても利便性が高い場所です。池袋はおすすめのホテルが多く、その中から選ぶのも迷うほどですが、今回はムーミンバレーパークへのアクセスを考え、西武池袋線池袋駅への距離を重視しました。
1位 マロウドイン飯能
最も近いムーミンバレーパークのオフィシャルホテル
前節で書いたとおり、ムーミンバレーパークのオフィシャルホテルは17軒ありますが、その中で最もムーミンバレーパークに近いのがこのホテルです。オフィシャルホテルは他にも多数ありますが、施設の近くにあるのはこのホテルのみです。マロウドインは東都自動車グループのホテルチェーンで、関東に10棟のシティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテルを展開しています。埼玉県内にはマロウドイン飯能の他に、マロウドイン熊谷、マロウドイン大宮があり、いずれもムーミンバレーパークのオフィシャルホテルです。
各マロウドインの共通した特徴としては、いずれも駅から近く、シングルユースメインのビジネスホテルを自称しておきながら、レストラン・宴会場・会議室などシティホテルの機能を兼ね備えている点と、外観、内装も落ち着いており派手さは全くなく、その反面、接遇やホスピタリティの優れたベテランスタッフを多く配し、人的資源育成に力をいれている点です。ビジネスホテルでありながら、いわゆるコストパフォーマンスを追求する、いわゆる宿泊特化型のビジネスホテルとは一線を画すどころか逆を行っている印象も受けます。マロウドイングループは客室はぜいたくを抑えたシンプルなものにして、その分ホテルの古き良き部分を残すという、孤高の道を歩むビジネスホテルチェーンといえます。
一人旅の旅行者などはむしろ、利便性が高く、コストパフォーマンスの良い宿泊特化型のビジネスホテルは近年人気が高まっていますが、それでは物足りない、味気がないと感じるような人もいます。つまりマロウドインはフルセット型のシティホテルと簡素なビジネスホテルのちょうど中間を意図的に狙ったホテルであり、一人旅の旅行者も気兼ね無い低価格帯のホテルでありながら、ちょっとした非日常感を味わえるという良さを持っています。非日常感といっても派手さや奇抜さは全くなく、むしろ外観、フロントやレストラン、客室にいたるまでシンプルで、堅実で地味と言えます。この生真面目に「ホテルはこうあるべき」というようなものを追求する姿勢が、現代のコストパフォーマンス重視の世界において非日常感を醸し出しているのかもしれません。ムーミンバレーパークやムーミンの世界観と照らし合わせると、これが正解のような気もします。ムーミンバレーパークもテーマパークでありながら、派手なアトラクションも過剰なマーケティングも無く、ひたすら愚直に原作者の作った世界観を再現することと、誰もが心地よい空間を作ることだけに、注力し続けました。その結果、もちろん美しい森林と湖という環境要因も大きいですが、ムーミンバレーパークも外界とは違う非日常の雰囲気を作ることに成功しました。ムーミンバレーパークとマロウドイン飯能は、そのような点で、営業スタイルに類似性があり、それゆえに相性が良い組み合わせと言えます。
名称:マロウドイン飯能(まろうどいん はんのう)
住所:埼玉県飯能市双柳105-8
最寄駅:西武秩父線 東飯能駅(せいぶちちぶせん ひがしはんのうえき)徒歩5分
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00
クレジットカード決済:visa・master・JCB・UC・DC・ダイナース等
総室数:145室(シングル122・ツイン21・ファミリールーム2)
レストラン摩亜魯王洞
朝食6:30ー9:30(入場9:00)
夕食17:00ー22:00(入場20:30)
ランチ(宿泊プラン外)11:30-14:00
駐車場40台、無料wifi
マロウドイン飯能のレストランと食事関連
食事に関しては、マロウドイン各ホテルにより若干異なります。マロウドイン飯能においては朝食、ランチ、ディナーとそれぞれメニューがことなる本格的な中華レストランがあります。摩亜魯王洞という風変わりな名前ですが、これは「まろうど」と読み、ホテル名に他なりません。メニューの充実度や料理の質においても、一般的なビジネスホテルとは格段の差があります。
そして最も大きな特徴は、ホテル棟とレストラン棟がわかれており、レストラン棟に行くには、一旦外にでて、別の建物に入ることになります。このような作りのホテルは、ビジネスホテルはもちろん、シティホテルでもお目にかかれません。また朝食・夕食の他、別料金でランチでも利用できます。
もっとも、マロウドイン飯能は飯能市の中心部にあるため、飲食店、ファミレス、居酒屋、コンビニなど近隣にひととおりの店がそろっており、素泊まりでも十分な環境です。しかし別棟のレストラン、朝夕付きプランなど他のビジネスホテルではできない貴重なサービスです。しかしホテルの特色を活かした宿泊という意味では、シングルルーム2食付きプランを利用することを強くおすすめします。
マロウドイン飯能のレストラン棟
評価の分かれるシングルルーム
マロウドイン飯能に関して言えば、ムーミンバレーパークの開業以降、ムーミンバレーパークの利用客向きにシフトしてきているのは間違いありません。ユニークなのは2バスツインルームと呼ばれる部屋で、一つの部屋に風呂とトイレが2組ついています。これは、ムーミンバレーパークの開業により、ツインルームが不足し、急遽シングルルームを2つつなげたのではないかと思われます。ファミリールームと呼ばれる3ベッドの部屋もあり、これも他のビジネスホテルではお目にかかれないものです。
ただしツインルーム以上の部屋は絶対数が少なく、ムーミンバレーパークができたことにより、休日前は特に予約がとりずらくなっています。シングルルームは9平米という面積は、ビジネスホテルの中でも狭い部類に入ります。9平米は和室にすると15畳くらいの広さです。一人で15畳の和室であれば十分すぎるほどの広さですが、一般的なホテルの洋室だと狭く感じます。そこでマロウドイン飯能はベッドの高さを低くし、空間を最大限に広くするという手法をとりました。
マロウドイン飯能シングルルーム
このシングルルームの狭さがマロウドイン飯能の評価を分けるポイントです。広さを重視する方には、同じ飯能にあるホテルで、次に紹介するホテルヘリテイジ飯能sta.をお勧めします。しかし一人で静かな時間を過ごすには十分な広さであり、一人旅の旅行者にとってはむしろ心が休まります。登山などで山小屋に泊まると、このくらいの広さに10人以上雑魚寝ですることはざらにあります。この広さを一人で占有できることはすばらしいことです、などと書くと批判を浴びるでしょうか。
マロウドイン飯能はムーミンバレーパークから最短距離にあるホテルです。また飯能は関東平野の西端にあり、奥武蔵・奥秩父へと続く山岳地帯に片足を踏み入れたような場所でもあります。山小屋と比べるのも失礼でしょうが、そのような条件を考慮した場合、この部屋の狭さというのはそれほど問題にはならないと思うのです。
一人旅の旅行者のためにあるようなビジネスホテル
一人旅に何を求めるかというのは旅行者によって違うかもしれませんが、敢えて一人旅を選ぶからには誰からも邪魔されず自分の求める旅をしたいというのは共通の思いでしょう。きめ細やかなサービスよりも、宿泊に特化し、シンプルさを追求したビジネスホテルという形態は、実は一人旅のスタイルに最も合致したホテルといえます。しかし多くのビジネスホテルは、その名の通り、ビジネスマンの出張を主に想定しています。そのため、朝の時間はビジネスマンの出入りで慌ただしく、また人通りの多い駅前や繁華街に立っていることが多いため、宿でひとり静かな時間を過ごしたいという思いが打ち砕かれることもあります。
一人旅のニーズにあったロケーションは都会ではなく、できるだけ人里離れた静かな場所かもしれません。ただそのような場所でシングルルームのあるビジネスホテルはめったにお目にかかれません。静かな奥地に近づくほどシングルルームのある宿泊施設は減り、あったとしてもそのホテル全体客室のほんの一部の部屋です。デリケートな人であれば、ホテルのロビーやレストランなどで家族連れやカップルなどの中で、一人で行動するのが嫌だという人もいます。その点においてもシングルルーム主体のビジネスホテルは一人旅に居心地が良いのは間違いありません。
以上のような一人旅の旅行者のニーズを全てかなえるようなビジネスホテルがマロウドイン飯能であるといえます。マロウドイン飯能は東飯能駅にすぐ近くにあり、飯能市役所の隣に位置します。もちろん人里離れた奥地ではなく、飯能市の中心街といえます。飯能市を訪れた方はわかると思いますが、中心街であっても都会の喧騒とは全く違う静けさの漂う街です。客室数145室の規模を持つビジネスホテルの立地としては、利便性と静かな環境を兼ね備えたベストといえるでしょう。
2位 ホテルヘリテイジ飯能sta.
飯能駅直結のホテル
ムーミンバレーパークは池袋から西武池袋線で飯能駅に行くのが一番わかりやすいと、別記事で紹介しましたが、このホテルはその飯能駅の駅ビルに入っています。ムーミンバレーパークへのアクセスに関しては100点満点です。他にここより勝るホテルはありません。
すぐ上にリンクした記事では、池袋を起点にしたムーミンバレーパークへの行き方を、東京や埼玉の土地勘が少ない人向けに説明したものです。わかりやすさから、西武池袋線で行くのをおすすめしましたが、西武池袋線の飯能駅直結であるこのホテルをお勧めする理由はあきらかだと思います。ホテルの入口は、飯能駅北口を出てすぐ右手にあり、ホテルを出たその目の前がバスロータリーで、しかもその一番手前がムーミンバレーパークのバス停です。誇張抜きで5秒でバス停に着きます。
ホテル・ヘリテイジ飯能sta.内にレストラン等はありませんが、直結する飯能駅構内に飲食店は多数入っているので問題はないでしょう。コンビニは歩いて3分程の場所にあります。利便性だけを比較すると、明らかにホテル・ヘリテイジ飯能sta.のほうが1位のマロウドイン飯能より優っているのですが、あまりにも簡単にムーミンバレーパークにたどり着いてしまうというのも旅の余韻という面で、物足りなさを感じてしまい、その点が評価を下げさせる要因です。またホテルの内装などに統一感がなく、コンセプトがはっきりしません。
シングルルームの広さはマロウドインを圧倒
ムーミンバレーパーク付近で宿をとるなら、このホテル・ヘリテイジ飯能staか前節で挙げたマロウドイン飯能の二つに一つと言ってよいくらいですが、ホテルヘリテイジ飯能sta.が明らかに勝っている部分が一点あります。
その他このホテルの優位点は、アーリーチェックインとレイトチェックアウト(チェックイン14:00~、チェックアウト11:00)です。この点は駅直結というメリットを最大限に活かし、チェックアウトせずに別の場所に移動し散策したあと、部屋に戻ってきてゆっくりするということも可能です。例えば、飯能駅から駅2つ、乗車時間約7分のところに高麗駅があります。高麗駅周辺には巾着田など絶好のハイキングコースがあります。早朝2~3時間かけて高麗駅周辺を散策して戻ってきてもチェックアウトまで十分時間があります。部屋で一休みして、それから改めてチェックアウトし、ムーミンバレーパークへ向かうという旅程も十分可能です。
ムーミンバレーパークのチケットについて ムーミンバレーパークの料金と1DAYパスポートの料金割引 土地勘が無い人でも安心な、ムーミンバレーパークのわかりやすい行き方3位 DEL style池袋東口(ダイワロイネットホテル池袋東口)
2021年2月開業の新しいホテル
ムーミンバレーパークへの移動の拠点となる池袋ですが、池袋はホテルがたくさんありすぎて迷うと思います。
まず東口側か西口側かを考えると、当サイトでは東口側をお勧めします。街並みがわかりやすく、西武百貨店、ビッグカメラ、ヨドバシカメラなどの大型店や飲食店が多く、初めて東京に来た人でも安心して過ごしやすいのではないかと思うからです。
またムーミンバレーパークに移動する際に利用する西武池袋線は東口よりにありますので、乗車の際、西口側のホテルですと池袋駅の構内を長距離横断して初めて西武池袋線の改札にたどりつくことになります。
しかしながら、ホテルの多くは西口にあり、池袋駅東口からすぐというホテルはあまり多くはありません。
DEL style(ダイワロイネットホテル)池袋東口は2021年の2月に池袋駅東口に開業したばかりの、新しいホテルです。ダイワロイネットホテルは全国展開しているので、説明の必要もないかもしれませんが、ロイヤルホストや大和ハウスのグループのホテルで、国内に80件近く展開しています。2023年4月よりダイワロイネットホテルはホテルブランドを3つに分割し、「ダイワロイネットホテル」「ダイワロイネットPREMIER」「DEL style(デルスタイル)」のいずれかに各ホテルが分類されました。それによりこのホテルはDELstyle池袋東口と名称変更しました。
写真でお気づきのとおり、敷地面積は小さいのですが、この中に客室が143室入っています。つまり一室当たりの面積が狭いのです。シングルルームは無く、ダブルルーム、ツインルームのみの構成です。この143室のメインとなる部屋はスタンダードダブルと呼ばれる部屋です。スタンダードダブルの部屋面積は15平米で、このクラスのホテルとしては狭いといえます。格安ビジネスホテルなどにおいては、このくらいがダブルルームの一般的な広さですが、部屋の大半はベッドで夫婦などで利用する場合、多少圧迫感があります。ワンランク上でモデレートダブルという部屋もあり、こちらは18平米あります。3平米の違いはかなり違います。ベッドの面積はさほど違いませんから、モデレートダブルではベッド以外の空間が、感覚的には倍増したくらいに感じます。2名利用の場合、モデレートダブルまたはツインルームをおすすめします。
ホテル側としてもダブルルームに関しては、元々シングル利用を想定していると思われます。シングルルームとしては十分な広さであり、快適に過ごすことができます。このホテルは下記リンクの別記事(池袋のおすすめホテル)でも紹介しているので参照してください。
埼玉旅行宿泊情報:池袋のおすすめホテル
4位 ホテルメトロポリタン
1985年開業JR東日本グループの旗艦宿泊施設、807室の大型フルセットホテル
ホテルメトロポリタンは池袋駅にメトロポリタン改札という、ホテルメトロポリタンのために用意されたような改札があるほど、池袋駅に近いホテルですが、このホテルは池袋駅の西口方面にあるため、東口にある西武池袋線に乗るには、広い池袋駅の中を横断しなければなりません。そのため、東口にあるダイワロイネットホテル池袋に3位を譲りましたが、ホテル自体の充実度、歴史、格式は明らかにメトロポリタンホテルが上です。池袋駅の地下構内をうまく通り抜けできれば、西武池袋線池袋駅までの移動時間はダイワロイネットホテルからと大差はありません。
ホテルメトロポリタンはJR東日本ホテルズを代表するメトロポリタンホテルの旗艦ホテルで、1985年開業、全807室の大型ホテルです。池袋では最も有名なホテルの一つですので、行き方に迷ったときは、駅関係者や通行人などに聞けば、すぐヒアリングできるという安心感もあります。
東口周辺の街並みと比較した場合、池袋駅西口周辺は雑然としているイメージがあるのですが、東武百貨店が直結しており、地下街エチカやエソラなどの商業施設、飲食店の数や利便性でいえば東口と遜色無いと思います。西口周辺が雑然としているというのは、西口の全体像であって、ホテルメトロポリタン周辺の狭いエリアだけを見ると、不思議なことに整然とした印象を受けます。
このホテルについても下記の池袋のおすすめホテルで紹介しています。
埼玉旅行宿泊情報:池袋のおすすめホテル5位 名栗温泉 大松閣
屋上展望大浴場のある温泉旅館
せっかく飯能まで来るからには、最後に素晴らしい温泉旅館を紹介しておきます。名栗温泉は飯能市内にあり、その一軒宿である大松閣は大正時代創業の老舗です。大松閣は埼玉県を代表する温泉旅館ですが、名栗温泉あるいは名栗という地名自体が、秩父や長瀞に比べると知名度がなく、県外からの集客力は強いとは言えませんでした。ムーミンバレーパークの開業は絶好の機会とも思えますが、県外からのムーミンバレーパーク来園者は、この旅館を知らないことが多く、同じ市内とは言えアクセスが良いとは言えないのも利用に繋がらない要因でしょう。ムーミンバレーパークから名栗温泉への直接のバスは無く、一度飯能駅に戻り、そこから路線バスあるいは無料送迎バスに乗り換える必要があります。
この旅館へのアクセスは、ムーミンバレーパーク同様、飯能駅のバスロータリーになります。ムーミンバレーパークは1番のりばですが、名栗温泉の最寄りバス停「名栗川橋」への路線は3番のりばです。名栗川橋のバス停から大松閣へは徒歩6分ほどです。
名栗温泉は飯能市内ではありますが、秩父の山奥にあります。名栗湖や棒ノ折山のトレッキングコースなどが近くにあり、大自然を堪能できます。
飯能駅から車で30分の距離にあり、飯能駅からこの温泉の無料送迎バスがあります。
名栗温泉大松閣からムーミンバレーパークまでの直接の交通はありませんので、宿泊後に行くには、一度無料送迎バスで飯能駅に戻り、バスやタクシーでムーミンバレーパークに行くということになります。
まとめ
どんな旅行でも、日程や何を重視するかにより、どのホテルにするかは人それぞれだと思います。今回は私の独断で、ムーミンバレーパークに行く際にどこに泊まれば便利かという視点から、独断で選ばせて頂きました。
ムーミンバレーパークのオフィシャルホテルとしては、もう一つ忘れてはならないのが、東池袋のサンシャインシティプリンスホテルです。ホテルの規模でいえば、ホテルメトロポリタンと双璧です。サンシャインシティプリンスホテルはその上、テーマパークと商業施設が組み合わさったような、東京有数の旅行スポット、サンシャインシティと一体化しています。うまく組み合わせれば、ムーミンバレーパークへの旅行は非常に充実したものとなるのは間違いありません。ただ、ムーミンバレーパークへのアクセスのしやすいホテルというのが、今回の趣旨でしたので、池袋駅までの道のりが若干わかりにくいサンシャインシティホテルは選外とさせていただきました。