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ムーミンバレーパークに行く前に手に入れておくべきムーミングッズ

ムーミンバレーパークに行かなくても買えるムーミングッズ

 ムーミンはアニメのキャラクターという認識を持っている方も多いと思いますが、原作は小説です。トーベ・ヤンソンというフィンランドの女流作家が書いた、「小さなトロールと大きな洪水」という作品から始まる一連の小説がムーミンの原作となっています。

 ムーミンのキャラクター達ほどグッズが世界中に流通している小説は他に類を見ません。ムーミン小説の最終巻「ムーミン谷の十一月」が発表されたのは、1970年のことです。小説が完結してから50年以上たち、作者も他界しているにもかかわらず、現在も新しいグッズが次々と発売されています。

ムーミンのグッズはなぜこれほど支持されるのか

 小説でありながら、なぜムーミンのキャラクターグッズは、これほどまでんに人々の心をとらえるのでしょうか。原作小説が世界中でヒットした後、日本でもアニメーションが作られましたので、ムーミンはアニメのキャラクターということもできます。アニメのキャラクターであれば、グッズがたくさんあるのもうなずけます。しかし、ムーミンのグッズのデザインを注視してみると、アニメの雰囲気とは違うことに気づきます。

 実は人気のあるグッズにデザインされている絵柄は、アニメよりもトーベヤンソン自身が書いた、小説の挿絵を元にしています。 ムーミンシリーズの原作者トーベヤンソンは画家でもあります。トーベヤンソンの画家としてのキャリアは、小説家よりも長く、ムーミンの小説を書く以前から、母国フィンランドでは画家としてしられていました。もちろん、アニメのムーミンキャラクターもトーベヤンソンの原画を元に作られていますから基本的には同じデザインなのですが、トーベ・ヤンソンの描くムーミンのキャラクターやその背景画は、どこか影がありミステリアスです。トーベヤンソンの原画の雰囲気を残したグッズや、あるいは原画のデザインをそのまま残したグッズはやはり魅力的です。

 ムーミンの原作は9冊の小説なのは間違いありませんが、それ以外にも原作と呼ばれている作品が多数存在しています。トーベ・ヤンソンと末弟ラルス・ヤンソンが共同でイギリスの新聞に連載していたコミックスと、トーベ・ヤンソンが自ら書いたいくつかの絵本がそれにあたります。ムーミングッズには、コミックスや絵本でしか登場しない場面が描かれたものも多数あります。

 アニメのムーミンを描いたグッズも多数存在しています。ひとくちにアニメといってもバージョンはいろいろあり、昭和時代に日本で作られたテレビアニメや、平成のテレビアニメ、フィンランドで作られた人形劇風アニメ、劇場版アニメなど様々です。

 これら膨大な作品群から、さらに膨大な種類のグッズは誕生し続けています。ムーミンのグッズはぬいぐるみ、食器、身に着けるもの、雑貨、生活用品まで、ありとあらゆるものがあります。原作小説のファンは、小説の挿絵をデザインしたグッズ、アニメのファンはアニメをデザインしたグッズ、コミックスのファンはコミックスのデザインのグッズというようにコレクションするものかと思いきや、コレクター心理はそう単純ではありません。

 ムーミングッズコレクターには多種多様の人がいます。例えば、本国フィンランドで発売されたムーミングッズだけを集める人、食器ばかりを集める人、スナフキンのデザインばかりを集める人など、その人なりのテーマをもってグッズを収集しているようです。ムーミンのグッズは、コレクターを魅了する要素は、キャラクター自身のデザインももちろんですが、原作小説、コミックス、絵本、何種類ものアニメといった系統の複雑さと、作品のの歴史の長さと世界中に広く人気があるため、グッズについても年代・発売国が非常に入り組んでおり、一筋縄ではいかないところが、世界中のコレクターを魅了するようです。

 日本は本国フィンランドとともに、世界で最もムーミン人気がある国であると言われています。その人気がゆえに、埼玉県にムーミンバレーパークという、フィンランドのムーミンワールドに次ぐ、世界で二番目のムーミンテーマパークが作られました。ムーミングッズをコレクションするには、日本ほど恵まれた国もないでしょう。このムーミンバレーパーク自体が、ムーミングッズコレクターにとっては、日本最大のムーミングッズ採集の場です。ムーミンバレーパークのメインの建物である「コケムス」内には巨大なムーミングッズ販売店があります。しかし、関東地域以外に住む人にとって、埼玉県のムーミンバレーパークは年に何度も足を運べる場所ではないでしょう。ムーミンバレーパークに足を運ぶ前に、インターネットなどで入手できるムーミングッズは事前に研究し、手に入れるべきものは、手に入れておくべきでしょう。そうして、いざムーミンバレーパークに実際に足を運んだ時に、コレクションの最終仕上げをする段取りが、最も効率的にムーミングッズを収集する手段といえるのではないでしょうか。

真っ先にチェックすべきグッズは宝島社のムーミングッズ

 「リンネル」「sweet」「grow」などの雑誌を出版している宝島社はムーミンと提携したグッズを多数販売しています。近年、付録主体ともいえるほど高額な付録をつける雑誌が増えましたが、宝島社の雑誌の多くもこのような形態をとっています。宝島社の発売するムーミングッズは、常に最新のものであり、コレクターが必ず目を通しておくべき第一のものです。しかしながら欠点は、店頭での販売期間が短いということです。宝島社は出版社のため、販売するムーミングッズは、雑誌の付録という名目です。実際はグッズ単体販売に等しいのですが、これは名目上付録扱いなのです。

 しかし、ネット環境があるのであれば、書店やコンビニなどを探し回るような手間をかける必要はありません。以下の宝島社のホームページで情報収集できるだけでなく、そのまま購入できます。

宝島社ムーミングッズ

 宝島社はムーミン公式ファンブックを出版している出版社でもあり、各雑誌の紙面でもムーミンバレーパークの特集を何度もしています。そして付録付き女性雑誌を長年出版している関係上、雑貨関係の製造工場との取引が多く、宝島社が企画したムーミングッズを高品質で安価に発注することができるようです。

 そのため、宝島社のムーミングッズはバリエーションの多さ、発想の新鮮さ、高品質でコストパフォーマンスに優れていますので、他のムーミングッズを探す前に真っ先にチェックすることをおすすめします。以下にいくつか例を挙げておきます。

MOOMIN お部屋ライト ニョロニョロ ver.

MOOMIN お部屋ライト BOOK BIGなニョロニョロ ver.

価格:3,289円(税込)

サイズ(約):高さ24.2×幅11.3×奥行8.2㎝[最大]
素材:ABS、シリコン、LEDライト

MOOMIN お部屋ライト

MOOMIN お部屋ライト BOOK

発売日:2021年9月1日
価格:2,490円(税込)

判型:B5判
ページ数:8P

MOOMIN 保冷ショッピングバッグ

MOOMIN たっぷり入る! 森の保冷ショッピングバッグ BOOK

発売日:2022年5月25日
価格:3,289円(税込)

判型:A4判
ページ数:8P

MOOMIN CUP COFFEE TUMBLER


MOOMIN CUP COFFEE TUMBLER BOOK リトルミイとニョロニョロ LIGHT PURPLE ver.

発売日:2022年5月6日
価格:2,189円(税込)

判型:変型
ページ数:8P

サイズ:高さ120×飲み口直径88mm
実容量:450mL(適正容量:約380mL)

 上記のように雑誌の付録とは思えないような商品を雑誌の体裁で販売しています。もちろん、通常商品のように継続して大量生産しているというものではないので、在庫が売り切れるとそれで終了となります。

 2番目のムーミンライトのように、人気がある商品は発売日から年月が経過しても、再販売という形でウェブで買えることがあります。

 またムーミングッズがメインとは言え雑誌ですので、ページがわずかについています。

 上記の4写真はムーミングッズそのものの写真ですが、実際の販売時には、下記のような本型の箱に入っています。

MOOMIN 真空断熱スープジャー

MOOMIN 真空断熱スープジャー BOOK IVORY

発売日:2021年12月23日
価格:2,189円(税込)

判型:B5判
ページ数:8P

サイズ(約)高さ12[フタ含む]×底直径7.8cm
容量:280mL

ジグソーパズル老舗「やまのん」によるムーミンのジグソーパズル

 株式会社やまのんは1954年創業のジグソーパズルメーカーです。日本で初めてジグソーパズルを自社製造した会社としも知られています。ジグソーパズルはムーミングッズのコレクションの一つとしてユニークであるばかりではなく、ジグソーパズル自体がコレクションの対象です。コレクションとしてジグソーパズルの面白さは、他のグッズであれば購入し、手元に届いた時点で、そのグッズの価値を評価できるのに対し、ジグソーパズルのみは、自分で組み立てて実物が完成して初めてグッズの価値がわかるのです。もちろんパッケージに絵柄は書いていますから、組み立てる前にイメージできるのですが、実際に完成したジグソーパズルは迫力ありますし、額に入れて飾るとまた違って見える場合もあります。そして、作っている最中にも徐々に完成系に近づいていく経緯を目の当たりにできることや、完成した時の達成感など他のコレクションでは味わえないものです。

 ジグソーパズルは実際を見たことがない人は、平面上の絵のようなものと思うかもしれませんが、実際には一つ一つのパーツの切れ目が、わずかなカーブになっているため、平面の絵とは全く印象が変わります。このパーツ同士の組み合わせたときの質感は、メーカーごとに異なります。ジグソーパズルのピース同士の繋がる部分の僅かな立体感、ここが各パズルメーカーの最も力の入れている部分にあたります。平面のピース同士を組み合わせただけでは、このような質感は出せません。このわずかな立体感によって、光の当て方や、見る角度によって絵の印象が全くことなります。以下に紹介する「やまのん」のジグソーパズルは、それらのパズルメーカーの中で超一流と言えます。

ジグソーパズルメーカー やまのん

 平面上にピースを繋げていくジグソーパズルのみを思い浮かべがちですが、油絵のキャンパスのような箱型にピース貼るキャンパスパズルや、イーゼルにのせるプチパリエ、ランプシェードパズル、パズランタンなどユニークな商品もあります。

ジグソーパズル

ジグソーパズルメーカー やまのん


ジグソーパズルは最も一般的なパズルで、ムーミンシリーズだけでも30種類以上あります。この商品はピース数が1000ピースで完成サイズ 50×75cmの大型のものですが、300ピースや500ピースといった小型のものもあります。この絵柄は宮沢湖畔にあるムーミンバレーパークのイメージとぴったりと合致します。

キャンパスパズル


キャンパスパズルの特徴はジグソーパズルと違い、額縁やフレームが無くても壁に直接飾れることです。

写真の商品はいずれも厚さ2㎝です。正方形タイプは11㎝×11㎝サイズで56ピース、長方形タイプは11㎝×22.3㎝で120ピースです。小型でピース数も少ないので、作るのも簡単です。もちろん、大型のより本格的なものもあります。

プチパリエ

プチパリエは7.6×10.2cmという小型のジグソーパズルです。テーブルなどに置くことを前提にしていますので、小型のイーゼルもついてきます。ムーミンのキャラクターに囲まれてテーブルの上で食事というのは、ムーミンバレーパークのレストランのテーマと全く同じです。

ランプシェードパズル/パズランタン

ランプシェードパズル、パズランタンのいずれも内部の電球で発光するパズルです。

ランプシェードパズルは高さ7㎝×直径10㎝、パズランタンは高さ9㎝です。いずれも80ピースでできています。


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