北海道、四国、九州、山陰地方の方が、関東方面へ旅行を計画する場合、飛行機で羽田空港までの航空券を買うのが一般的です。しかし、羽田空港空港から埼玉旅行に向かう人は少ないのが実情です。
理由の一つとして、埼玉県観光地の知名度がないというのがあります。旅行会社の国内ツアーについても、上記の地方発の埼玉旅行ツアーはほとんど見当たりません。旅行会社が商品を作らなければ、なおのこと知名度は低いままという負の連鎖が続いているのです。
個人旅行に目を向けた場合、空港から埼玉県へのアクセス情報が少ないという面もあります。
yahoo乗換案内や駅探などのシステムで検索すれば、路線経路や所要時間などは調べられます。
しかし、それが初めての埼玉旅行ということであれば、それらの情報だけでは不安に感じ、埼玉旅行に二の足を踏んでしまう場合も考えられます。
この記事では、まず埼玉旅行の出発点である羽田空港からモノレールに乗るまでを説明します。
羽田空港からモノレールへ
羽田空港は東京都の最南端にあり、埼玉旅行に向かうにはまず北上する必要があります。モノレールは分岐もなく、乗ってしまえば終点の浜松町まで間違いようのない、もっともわかりやすい北上の手段です。羽田空港の3つのターミナルそれぞれに駅があり、始発が第2ターミナル、次の駅が第1ターミナル、次が第3ターミナルの順に進んでいきます。その次の駅「天空橋」までの4駅はほぼ東西横一列に並んでおり、天空橋をすぎたあたりで、モノレールの線路は北にカーブするのです。そしてモノレールの終点浜松町が埼玉旅行への次のステップになるのです。
羽田空港第1・第2ターミナルの場合
羽田空港第1・第2ターミナルの作りは似ていて、到着ロビーが1階、モノレールが地下1階にあります。1階の到着ロビーは広いですので、まず地下1階に降りることから考えます。羽田空港第1・第2ターミナルの地下1階には、それぞれ2か所づつモノレールの改札があります。地下1階は狭いですので、地下1階に降りると嫌でもモノレールの改札が目に入ります。
それではまず、空港の手荷物受取所から羽田空港の1Fに出てきたあたりから確認してみましょう。
ベルトコンベアから自分の荷物を受取ります。
第1ターミナルは8か所、第2ターミナルは6か所の到着出口があります。お好きな番号の出口から出てください。出る際には受託手荷物のタグと手荷物引換証を係員に照合してもらいます。
到着出口を出ると広いフロアーが現れますが、地下1階へのエスカレーターは何か所かあり、すぐ見つけられると思います。
上部の黒い案内板に着目してください。各ターミナルの各所にモノレールへの誘導表示があります。
エスカレーターを降り、地下1階まで来るとモノレールの改札はすぐ見つけられます。この写真では左手にすぐモノレールの改札があります。
改札すぐ横には切符売場があります。スイカなどの交通系電子マネーも使えます。
以上の説明では羽田空港第2ターミナルの写真を使いましたが、第1ターミナルも大差はありません。とにかく地下1階に降りて、モノレールの改札を探すというだけです。
羽田空港第3ターミナルの場合
羽田空港第3ターミナルの場合は、現在まだ写真を用意しておらず申し訳ないのですが、到着出口からモノレール改札まではすぐ近くですので、文字のみで説明させていただきます。
羽田空港第3ターミナルは、到着ロビーが2階にあります。到着ロビーの中央が到着出口です。
第3ターミナルの到着ロビーは広くありません。出口をでたらロビーを超えて少し直進し、左手がモノレールの改札、右手が京急電鉄の改札です。
埼玉旅行への第一ステップ
埼玉県は全国的に見て、道路網、鉄道網といった交通インフラは恵まれている部類に入ります。むしろ移動する選択肢が多すぎて、選びずらい部分もあるくらいです。羽田空港から埼玉県のある一つの観光地に行きたいと行ったときに、まず移動手段を選ばなければなりません。バスかモノレールかレンタカーか京急電鉄か。次にどこでどのように乗り継ぐのかです。先に述べたとおり、最短ルートだけなら調べるのはさほど難しくはありません。
しかし、旅行全体を考えた場合、1つの観光地のみというわけにはいきません。複数の観光地を絡めて最も充実したプランにしたい、ということであれば、必ずしも最短距離がベストとは限りません。埼玉県までの道のりでも、いかに楽しめ、ストレスなく過ごせるかということも重要になります。
私が子供の頃、両親と共に何度か飛行機で羽田空港に来たことがあります。地元にはモノレールなどというものはなく、それに乗るだけで感動した覚えがあります。埠頭に立ち並ぶ、大規模な空港関連施設や倉庫群や運河を見渡せる、モノレールからの左右の展望は、ここでしか見れないものです。
埼玉県には空港はありません。空港から移動してくる道のりを単なるアクセスとしてとらえるより、埼玉旅行の一部分としてとらえ、その時間をいかに快適にすごせるかということも見落とせないポイントです。何が快適かは人により違うと思いますが、事前に情報収集して、自分にあった埼玉旅行の第一ステップを探してみて下さい。