熊谷駅から電車を使っていくには、秩父鉄道に乗る必要があります。JR利用の場合、熊谷駅が乗換駅です。
JR熊谷駅ホームから秩父鉄道熊谷駅ホームまでは3分程かかります。JR熊谷駅も秩父鉄道熊谷駅も改札は2階で、両駅は連絡通路で繋がっています。迷うようなところは特にありませんが、念のため以下で解説します。
JR熊谷駅ホームから改札まで
JR熊谷駅は在来線ホームが4つ、新幹線ホームが2つあります。上の写真は1階の在来線ホームです。新幹線ホームは3階にあります。いずれもホームの中央寄りに、階段、エスカレーター、エレベーターがあります。
JR熊谷駅においては、新幹線の改札は在来線の改札内にしかありません。この新幹線改札を出たあと、もう一度在来線の改札を通過します。
在来線の改札はこの1か所のみです。
改札を出て直進するとまもなく、このような案内板が現れます。左に行くと南口、秩父線。右に行くと北口と書いた案内板です。秩父鉄道乗り換えは左に行きます。
この連絡通路の先は熊谷駅南口です。この通路の左手に秩父鉄道熊谷駅の改札があります。連絡通路沿いには飲食店などの商店街になっています。
連絡通路を進むと左手に、秩父線のりばという看板と、券売機が見えてきます。秩父鉄道の主な駅への料金(2022年現在)をここに記載しておきます。
- 熊谷-ふかや花園 480円
- 熊谷-寄居 590円
- 熊谷-野上 740円
- 熊谷-長瀞 780円
- 熊谷-上長瀞・親鼻 800円
- 熊谷-皆野 820円
- 熊谷-和銅黒谷 840円
- 熊谷-大野原 860円
- 熊谷-秩父・御花畑 880円
- 熊谷-影森・浦山口 900円
- 熊谷-武州中川・武州日野 920円
- 熊谷-白久 940円
- 熊谷-三峰口 960円
2022年3月12日より、秩父鉄道の全駅でパスモ・スイカ等の交通系ICカードが導入されました。
秩父鉄道熊谷駅改札は上の写真の通り、非常にコンパクトにまとまっています。正面が改札で右手に駅員と券売機があります。まるで熊谷駅連絡通路の商店街の中の1つの小さなテナントのようです。
秩父鉄道熊谷駅は、改札内もこれだけの広さしかありません。すぐにホームへ降りる階段に続きます。
ホームへ降りる階段です。熊谷駅のホームは二つしかありません。JR熊谷駅の在来線は1から4番ホームですので、そこからの通し番号で5番線、6番線と名付けられています。左側の5番線は行田、羽生方面行で、右側の6番線がふかや花園・寄居・長瀞・秩父・三峰口方面行です。6番線の電車は、終点の三峰口行きの電車の他、秩父行きと影森行きの電車もあるので注意して下さい。
秩父鉄道の電車はドアの開閉ボタンがあるタイプがほとんどです。電車の扉横にある「開」ボタンを押さないと乗ることができません。電車に乗ったら「閉」ボタンを押して扉を閉じてください。
秩父鉄道熊谷駅からの電車情報
秩父鉄道熊谷駅からの発車時刻
平日ダイヤと土日祝日ダイヤにわかれます。2022年7月現在、6番線の寄居・秩父・三峰口方面のダイヤは以下の通りです。
始発電車:平日5:10 土日祝日5:22
最終電車:平日22:37(秩父行) 土日祝22:36(秩父行)
始発から最終電車までの間は、一時間1~2本のペースで電車があります。平日は1日合計34本、土日祝は合計31本の電車があります。注意点として、1日4本の電車は急行秩父路号という急行電車で、停車駅は熊谷駅から、武川駅・寄居駅・野上駅・長瀞駅・皆野駅・秩父駅・御花畑駅・影森駅・三峰口駅です。
この4本の急行以外は全て各駅停車です。軽く前述しましたが、電車の行先の半数近くは影森駅止まりになる点も注意が必要です。この影森駅行の列車は、西秩父方面の観光に使われる「武州中川駅」「武州日野駅」「白久」「三峰口」まで行きません。最終電車とその前の電車は、さらにもう一駅手前の「秩父行」となります。
その他、観光列車「SLパレオエクスプレス」が運行しています。時刻表には土日祝は10:10、平日は10:12熊谷発と書いていますが、毎日あるわけではありません。2022年でいうと、3月から12月の土日を中心とした101往復限りです。事前予約制ですので、当日駅に行って直接買えるわけではありません。SLパレオエクスプレスについては、当サイト「小さな旅の情報室スノーステージ」内のどこかで、あらためて記事を書く予定です。
長瀞旅行にはどの駅で下りればよいか
このページのタイトルには長瀞へのアクセスと銘打っています。降りる駅を説明する前に、当サイトで扱う長瀞旅行の範囲について説明しなければなりません。
埼玉県最西部の観光地を当サイトでは、秩父旅行・長瀞旅行というように分けて紹介していますが、長瀞町は秩父郡で、秩父地方の一部と捉えることもできることから、長瀞を秩父旅行の一部として紹介する旅行会社もあります。
私は個人的に長瀞を秩父旅行の一つの観光地とするのは惜しいと思っていることから、長瀞旅行を秩父旅行と同等のものと見なして、長瀞旅行、秩父旅行それぞれに多くのページを割く予定です。長瀞ライン下りの出発点が皆野町にあることから、皆野町までを長瀞旅行の南の境目とします。
今後私が長瀞旅行として紹介するプランを見て、異を唱える方も多いと思いますが、通常長瀞旅行と呼ばれる範囲を大幅に超えていくつもりです。秩父鉄道の駅でいえば、寄居駅から皆野駅、場合によっては秩父市内の駅も含むこともあります。長瀞旅行・秩父旅行ともに、市町村どころか県境すら越えて旅行プランを考えていますので、多めに見てください。
それでも長瀞旅行の中心となるのは、やはり「長瀞駅」です。長瀞駅近辺に観光資源が集中しているのが、このエリアの特徴でもあります。特別な目的がなく、ただ1日か2日観光したいというのであれば、長瀞駅で降りて、歩いてその辺を散策するだけで十分満足できると思います。ライン下りや宝登山の観光も、拠点となるのは長瀞駅です。
長瀞駅には全ての列車がとまります。熊谷駅からの所要時間は急行で40分、普通列車で50分程度です。